髪に悩みがある人は、体温が低く血流が悪い
薄毛や抜け毛の人に共通するポイント
- 体温が低い 全身の血液循環が滞っている
- 首や肩がひどくこっている 呼吸が浅いせいで、酸欠状態になった首や肩は、こりやすくなり、頭皮へ通じる血流も悪化
- 呼吸が浅い 1日中パソコンに向かっている方は姿勢が悪くなりがちで、呼吸も浅い
- 運動不足 特に足を使う機会が少なければ、血行不全の原因
お勧め : 入浴時に 首を温める
浴槽に多めにお湯を張り、浴槽のへりに後頭部までお湯につかって、そのまま10分~15分、リラックスして首と肩を温めます。ゆっくりと15まで数えながら、息を口から吐いていきます。5回繰り返します。首と肩の緊張がゆるむと、全身の血行状態がよくなります。これは、自律神経の切り替えにもよい影響を及ぼします。自律神経とは、私たちの意志とは無関係に内臓や血管の働きをコントロールしている神経です。自律神経は、主に昼に優位になり、アクティブな活動を支える交感神経と、主に夜に優位となり、体を休息させる副交感神経の2つがあり、両者はバランスを取り合って働いています。しかし、現代はストレス社会で、多大なストレスがかかるため、交感神経が過剰に緊張した状態が続き、自律神経のバランスが乱れがちです。交換神経が優位となれば、血管が収縮し、血行は悪くなります。交換神経が優位の状態で寝てしまうと、頭皮の血行が悪いままで、髪のコンディションの低下を招き寄せてしまいます。入浴時に、首を温めてリラックスすると、交感神経から副交感神経へとスムーズにスイッチが切り替わります。
温シップは慢性的な肩こりに
骨格的に正常なのに極端に肩がこるのは、ほとんどが筋肉の酸素不足です。姿勢が悪いことなどによって血行が妨げられているのです。筋肉に酸素を供給して血行をよくするためには、肩を温めます。がんこなコリで手がしびれるような時も、こっているところを温めます。夜、同じ姿勢で寝ていられないほどコリがひどい時も、とにかく温めて血行をよくし、筋肉をやわらかくしてやることが大切です。温感タイプの 湿布剤は、トウガラシエキスが配合されたものが多く、それにより皮膚温度が上昇します。温刺激による血行促進で、炎症物質の新陳代謝を速め、消炎・鎮痛をはかります。肩こり、腰痛などの慢性的な症状、筋肉がこわばったり、局所が冷たいような場合は、温湿布が適しています。
温シップ以外で温める方法
(1)蒸しタオル
折りたたんだタオルの両端をもって熱湯につけ、適度に絞ります。電子レンジならすぐ作れます。冷えにくいように上をビニールでおおいますが、冷えたら温め直します。終わったら水分をよくふきとってください。
(2)ホットパック
熱湯で煮てから、タオルで包んで用います。30分ほど温かさが持続します。
(3)インスタントカイロ
手軽に、いつでもどこでも使えて重宝します。やけどをしないように布に包むか衣服の間にいれて用いてください。
(4)ドライヤー
肌に直接当てるとチクチク痛いので、湯で温めたタオルをあてた上からかけます。