①遺伝的要素
最初の毛母細胞は、母親の胎内で、髪の色やその寿命など、毛髪に関する親の遺伝子を全部受け継いででき、細胞分裂を繰り返し、毛髪が作られます。親から受け継いだハゲの遺伝子因子(図の赤い X)は、男性も女性も平等に遺伝します。女性の場合は、男性のような症状ではなく、薄毛の状態になってきます。薄毛・ハゲの人の脱毛部の頭皮温度は、側頭部や後頭部より、1~3度低く血流が悪くなっています。
②食生活のアンバランス
一般的に髪の毛にとってよい食べ方とは、生活習慣病の予防食と同じということが言えます。
③精神的なアンバランス
イライラや心配事が多いと、ストレスにより皮脂腺の働きが活発になり、皮脂の分泌が増加したり(脂漏性脱毛)、自律神経が正常に作用しなくなると、ストレスに対抗するために、カテコラミンという物質が分泌され、血管が収縮しやすくなり脱毛がふえます。
➃健康上の問題
胃腸の消化吸収をよくしておくことが大切です。また、肩こりは結果的に頭皮への血行を悪くするので、マッサージなどでほぐしておきましょう。
⑤間違った手入れ
パーマも毛染めもなるべく地肌につけないようにし、終わったらよくすすぐ必要があります。ヘアートリートメントなどによるアフターケアも大切です。